振動減衰技術について
高忠実再生するにはメディアの中に込められた音楽や映像のを再生する過程で付加される、
様々な"不必要なもの"を取除く必要があります。
その"不必要なもの"の一つに共振振動などの"振動"があります。
この振動を減衰させる技術を、チクマの製品にはネジ一つからシャーシの構造に至るまで
様々な部分に鏤められています。
シャーシ構造における振動減衰
チクマの電源ボックスなどのシャーシ構造は、
シャーシ構造そのものに共振振動を減衰をする機能を持たせたシャーシです。
コンセントの取り付け支柱やインレット取り付け板などにも徹底した
振動減衰・メカニカルアースの考えかたに基づいた構造設計をしています。
シャーシの組立やコンセントやインレットの取り付けに使用する
A7075材から削り出して製作している中空ネジも振動減衰の役割を担っています。
またインシュレーター・ボード・コンセントベースなども同様に、
そのもの自体に共振振動を減衰をする機能を持たせたています。
電源ボックスやインシュレーター・ボード・コンセントベースなどの製品には表面処理として
ダイヤモンド切削処理を施しています。
ダイヤモンド切削処理は、シャーシ材質の表面粗さを微細で均一にする為に、
ダイアモンド刃物による高速切削の表面仕上げをすることです。
これにより、平面加工して振動モードのシンプル化をはかり、
素材の固有な響きを低減することができます。
その他の振動減衰技術について
上記の以外にも、詳細は公開できませんが、電源ケーブルの振動減衰素子(ケーブルクランプ)
・プラグ・コネクターやRCAケーブル・XLRケーブルのプラグなどにも
振動減衰技術を開発し、導入しています。