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No.75M14-1 長野県 W . S 様 2007年12月6日
この度は電源ボックス「75M-14EV」を幸運にもモニター価格にてお譲り頂き誠にありがとうございました。
稚拙ではありますが使用しました感想を以下のように述べさせて頂きます。
~梱包・付属品について~
送られてきた化粧箱の周りにもエアーキャップが巻いてあり、
また箱の内部でも電源ボックスの底面4隅・側面・天板を中心に衝撃緩衝材が敷いてありました。
持ち運びの際に使用する手袋の付属はとても有難い心遣いだと感じました。
説明書はA4用紙の両面刷り1枚ですがエージング完了までのおおよその時間や設置の際の
アドバイスが記載されていて助かりました。
ここからも商品やその使用に対しての真摯な態度が見てとれました。
~構造・仕様について~
まず電源ボックスのサイズですが予想より大きく筐体も非常に頑丈でした。
重量も3kgあり、重さ1つをとってもフラグシップを感じさせます。
表面は無処理と聞いておりますが良好な外観を保っていると感じました。
ACアウトレットはシングルコンセントを使用のため等間隔であり
しかも各コンセントとの距離も大きくとることができるため
電源ケーブル接続の際は接触を防いで非常に有効な仕様だと思いました。
ACアウトレットのプラグ保持力も強力で差し込むのに苦労した程です。
これなら重量級の電源ケーブルでも問題なく使用できると思います。
欲を言えばその分ACインレットの食いつきが若干弱く感じてしまったので
少しでも改善できるようならお願いしたいところです。
設置の際、4本のネジ込み脚のため各々の高さが微調整でき非常に便利でした。
購入時のまま使用するとわずかにガタつきがあったのですが脚の長さを調整すると
見事にガタつきが止まり良好なセッティングができました。
どのような環境でも対応する事ができるとても良い仕様だと感じました。
~音質面について~
今回が初購入と言うこともありまして残念ながらChikuma製の電源ケーブルは
まだ持っておりませんでしたが音質比較の際はより違いが分かるよう
にすべて無メッキのプラグ・コネクターを使用した電源ケーブルで行いました。
比較する電源タップも無メッキのものを用意して聴き比べてみました。
通電間もないと言うのに「75M-14EV」のポテンシャルを大いに感じました。
まず低域ですがハリが良くなり同時に音離れも改善しました。
量感が増しながらも非常に歯切れの良い低音が得られるようになりました。
高域の余韻も深くなり、背景音もより細かく繊細に聴こえるようになりました。
音の鮮度も良くスピード感も上がったためテンポのノリも良くなりました。
まとめると余計な付帯音がついていないのに音が改善されていく印象です。
何より大事なのは音楽を聴いていて楽しくなる変化が起きた事です。
観からは美しいアルミの金属感がどこか冷たい印象をもたせるのですが
音質面ではその逆でとても躍動感のある熱い音楽を提供してくれました。
この後エージングを重ねると更に進化するのではないかと予想しています。
以上がおおまかな感想であります。
この度は貴重な電源ボックスのご提供と経験をさせて頂きありがとうございました。
今後も素晴らしい製品の発表を心より楽しみにしております。
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No.75M14-2 北海道 T . I 様 2007年12月9日
この度は75M-14EVのモニターに参加させていただき、ありがとうございました。
約一週間経ち、音が安定したのでご報告申し上げます。
使用機器は以下。
Wattagate 381/Chikuma 75WCP-301/75WCC-401
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MIT Oracle AC2
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Chikuma 75CPS-22AG-CL → 75M-14EV
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+-MIT Oracle AC2 ------------ ESOTERIC P-70
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| KIMBER KS-2120
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+-PSAudio XStream Statement - CHORD DAC64
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| KIMBER KS-1130
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+-MIT Oracle AC2 ------------ Mark Levinson No.32L
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| KIMBER KS-1130
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+---------------------------- Mark Levinson No.336L
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KIMBER KS-3035/KIMBER KS-9038
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Revel Ultima Salon
75CPS-22AG-CLからのアップグレードです。
期待したのは、1口コンセントとインレットからの4分岐配線による機器電源間の相互干渉の低減。
うまく作用してくれれば、全帯域での出力の動的安定性の向上(低域大振幅信号があっても、
中高域がふらつかない)、聴感上のS/Nの向上(空間の静寂性)、微小信号の再現性の向上。
これらによって音像の彫りの深さの向上、ディテールアップによるリアリティの向上、
音場空間の拡大、低域解像度の向上などが見られると思っています。
先に申し上げて置きますが、75CPS-22AG-CLに特に不満があったわけではありません。
75CPS-22AG-CLは極めて優れた電源ボックスで、レンジ、エネルギー、解像度、空間表現、
固有のキャラクターの無さと非の打ち所がないといってよい製品です。
オーディオショップの方で「電源ボックスでこれ以上のものは必要ない。」とおっしゃっていた方もいらした程です。
が、前述の音質改善効果を期待してのアップグレードです。
モニター価格は渡りに船でした。
導入の結果は…。
いや、驚きました。上記の期待を全て満たしてくれました。
しかも改善幅は予想を大きく超えています。
以下、聴き取れた改善点です。
・再生がとても安定しました。
20Hz台を含む低域の大振幅信号が入っても、中高域が痩せたり、力感が緩んだり、
安定感が失われたりしな くなりました。
・聴感上のS/Nが大きく改善されました。
空間がとても静かになりました。
エネルギーはそのままに音の滲みがなくなり、ディテールがアップしています。
結果、音の粒立ちがよく、音像はより立体的になりました。
滲んでいた分の音のエネルギーが本来のサイズに凝縮された感じで、躍動感も上がっています。
ホールトーンや弦楽器の胴の響き、たなびいて消えて行く様子などがとても明瞭になりました。
・S/Nの向上の影響もありますが、予想以上に高域がよく伸びています。
この為、音場が大きく広がりました。左右に+20%、後方に+30%、上方に+50%程も拡大した感じです。
また、音が以前より滑らかになっています。
・アタックがきれいに出るようになりました。パルシブな信号の再現性が向上しています。
電源ノイズや歪感のある波形による変なエッジのたったものではなく、極めて自然音に近い出方です。
これはすごいことです。このような再生は極めて難しく、目標にするものの、なかなか実現できません。
これほど自然な出方をしているシステムは記憶にありません。
多分、高域が伸びたことに加え、全機器の動作が安定し位相特性が改善されたのだと思われます。
4ウェイ7スピーカー構成ですが、全てのユニットがきれいに揃って動作しないとこういう再生は不可能と思われるので。
・音像の位置、特に前後と高低が明確に表現されるようになりました。S/Nの向上、微小信号の再現性の向上、
位相特性の改善などの総合的な改善の結果でしょう。
・低音の解像度が大きく改善されました。アタックの改善にも絡みますが、高域端までよく伸びる上、
基音と倍音の時系列の関係が改善され、極低域までより明瞭に聴き取れるようになりました。
75M-14EVは電源ボックスですのでアクティブにシステムに作用したわけではありません。
単に電源環境を改善し、当家のシステムのポテンシャルを引き出してくれたに過ぎません。
なのにここまで改善されるとは…。
重ねて申し上げますが、超をつけてもいいくらい高性能の75CPS-22AG-CLからのアップグレード
(アップグレード先は75M-14EVの他は75M-220、75M-22TRB、75M-1400しかないですからね。)
それで、ここまで圧倒的な改善作用が現れるとは、これは全くの予想外でした。
期待の一方で、
「同じA7075材 10mmの筐体なら、よりコンパクトな75CPS-22AG-CLの方が
機械強度的に有利で制振性に優れるのではないか。
であれば、機械的な部分での改善はあまり望めないかもしれない。
となると、場合によってはそれ程大きな改善は望めないのではないか。」
などと考えたりもしたのですが。
杞憂どころではありませんでした。失礼いたしました。
驚嘆に値する、極めて優れた製品だと思います。桁外れです。
手放しで絶賛させていただきます。
欠点?…素手で触ると錆びることくらいでしょうか?
それも、手袋を同根していただいていますので特に問題になることもないですし。
サイズが大きめで、重いのは、私のように重くて硬いケーブルを多用している者にとってはむしろ有難いですし。
取扱説明書も必要十分でわかり易いです。
最後に、Chikuma製品共通の特徴ですが、つくりがものすごくよいです。とてもきれい。
これはオーディオコンポーネントとしてとても大切なことです。
オーディオ機器に限らず、モノのつくりの良し悪しはそのモノの性能に影響します。
また、製品に対するメーカーの姿勢、ひいてはオーディオに対するメーカーの姿勢の表れです。
モノには機能美とそれを支えるつくりの精緻さは不可欠です。
これを欠いた製品は人を惹きつける魅力を持ちません。
御社製品は75M-14EVのようなフラッグシップモデルからエントリーモデルにいたるまで、本当に綺麗に
作られていて感心します。
この辺のクラフトマンシップにも頭が下がる思いです。
予想以上に素晴らしかったので長くなってしまいました。すみません。
これ程素晴らしい製品をご提供いただき(しかもモニター価格で!)、
本当にありがとうございました。
今後ともこのような優れた製品を供給しつづけていただきたいと思います。
=注意=
当家のように全ての機器の電源を1つの電源ボックスに頼っておらず、
電源の取得先を最初から分けていらっしゃる方はここまでの改善は見られないかもしれません。
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No.75M14-3 佐賀県 M . R 様 2007年12月10日
通電後、約一週間経過いたしましたので、モニター報告させていただきます。
使用機器 CD (ゴールドムンドMIMESIS SR/CD)
DAC (ゴールドムンドDEJIN/STEREO)
PRIAMP(ゴールドムンド SR/PRI2)
POWERAMP(ゴールドムンド JOB200)
SPEAKER(ディナウディオ コンター3.0)
試聴 CD セリーヌディオン ベリー ザ・ベスト
マリアキャリー THE ONE'S
夏川 りみ ていだ
まず、75M-14EVを使用して感じましたのは、圧倒的な情報量の拡大です。
今まで聞きなれていたCDが別物のように、壮大なスケール感で鳴り響きました。
正直、ある程度の音質向上の期待はしておりましたが、
ものの見事に良い意味での期待を裏切る結果に感謝感激している次第でありますこと、
下記にご報告申し上げます。
試聴結果
・SN比の向上
・全体域にわたる力感・アタック感の向上
・スピード感の向上
・ボーカルの実在感・表現力の向上
・音の厚み.キレ.深み.伸び.音離れの向上
・音がなるのではなく、響くという印象
・レンジ感の向上
・空間表現力・立体感の向上
上記の改善点により圧倒的な情報量の拡大をもたらしめる要因だといえるでしょう。
特に、低域のスピード感ですが通常、中・高域に対し、半テンポ遅れたように聞こえる製品が多い中、
御社の75M-14EVに関しましては、徹底的な位相管理等により音域全体のスピード感の統一性がなされており、
すばらしい完成度といえるのではないでしょうか。
75M-14EVですが、所持使用することの喜びを与えてくれる一品ですので、末永く使用していきたいと思っております。
また、これからエージングが進むにつれて、更に好結果が得られると自負しております。
ぜひこれからもすばらしい製品を作りつつ"けていかれるよう期待しております。
この度は、誠に有難うございました。
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No.75M14-5 東京都 N . N 様 2007年12月14日
想像していたよりもかなり大きい…。それがこのタップの第一印象です。
本体は厚めのビニール袋で丁寧に梱包され、白い手袋が同梱されています。
行き届いた気遣いに感心しながらも取説を読んで納得しました。
「素手で触ると錆びます…」(取説に明記してあるとはなんと正直なメーカーさんでしょうか)
本体は普通のアルマイト材には見られない、柔らかく純度の高そうな素材本来の光沢があります。
エージングには72時間以上必要とのことでしたので、
レコードプレイヤーのコンセントをタップの電源供給側から最も遠い端子に接続し、
試聴時を除いて45回転でターンテーブルを 回して負荷をかけ続けることにしました。
電源の供給対象はプリアンプとパワーアンプで、
現在使用しているA社6口タップ(航空機レベルのアルミ材を使用したもの)の代替です。
なお、本体の脚は標準品を使用せずに純銅の大型インシュレータ3点で受けています。
通電24時間:
一聴して感じるのは高域の解像度の高さです。
しかし決してハイバランスなわけではありません。
一音一音が立っています。エコー成分の多いボーカルであれば大きな不満は感じないでしょう。
ただ、さすがにパイプオルガンを鳴らすにはもう少し熟成が必要なようです。
通電56時間:
音場が拡大してきました。
パイプオルガンもそれらしい重厚な響きが出ています。
でも、音と音の調和・融和という視点ではもう一息です。
料理に例えれば1つの鍋の中で それぞれの具材が個性を主張しあっている段階でしょうか。
通電108時間:
素晴しい!思わず声が出てしまいました。
実在感の次元がまるで違います。
アンプのパーツを全て新品にリフレッシュしたかのような、
あるいはハイエンドセパレートCDシステムを聴いている錯覚さえ覚えかねない劇的な変化です。
解像度の高いナチュラル・バランス。
ソフトに忠実で、上下前後左右の3次元で音が躍動するかと思えば、
甘くなることなく音像が引き締まったジャスト・フォーカスの合唱団が現われます。
今まで再生しきれなかった音たちが次々に飛び出してくるのです。
高価なタップではありますが、再生品質は別格です。
御社の誠意と熱い情熱が感じられる名器をモニターできたことに深く感謝いたします。
【試聴機材】
SANSUI C2302
SANSUI B2302
LAXMAN DU-10
Mark Levinson 360L
B&W N80
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No.75M14-6 山梨県 Y . S 様 2007年12月18日
今回は75M-14EVのモニターをさせて頂き有難う御座いました
使用して現時点で感じた事を書きたいと思います
「接続方法」
コンセント4個口に対してインレット側から
SACD/CDプレイヤー・プリアンプ・AVプリアンプ・ユニバーサルプレイヤーの順で接続しました
電源ケーブルは壁コンセントからはEMV-15DCで75M-14EVに接続しました
他のチクマ製品使用個所は75M-14EVからSACD/CDプレイヤーへの電源ケーブルをEMV-15DC
SACD/CDプレイヤー→プリアンプ→パワーアンプのラインケーブル2箇所をRCA-TRLCで接続しました
「エージング(慣らし)について」
設置当初はハイグレード製品であってもエージングが必要であり音のバラツキや音域の狭さが感じられる
エージングを進める事により「音の繋がり&一体感・音域の拡大・定位&空間の再現性」などが向上して
75M-14EVの本来持つ能力が発揮出来る様になる
「セッティングについて」
75M-14EVの音質はセッティングにより大きく変化する、
75M-14EVの音質を左右するのはセッティング次第といっても過言ではありません
75M-14EV到着当初のイメージでは3㎏の重量に加えて高硬度の素材・シッカリした筐体
といったものからリジットに音調を整えるものだと思いました
しかし、それは違うものだと後に判る事になります
75M-14EV付属の足は4箇所にネジ込み式で接続して調整出来る様になっています
付属の足を調整して感じたのは
ネジ込み量が少なくなるにつれて「空間の広がりや奥行きが増す・音の響きや余韻が増す・低音などの量感が増す」
ねじ込み量が増すにつれて「音がタイトになる・音場が近くなる・音のダブ付きが抑えられる」などになります
ネジ込み量には敏感に反応が表れます、
まずは最小限のネジ込み量から調整を始めて高~低音までのピントが合う様な感覚で調整をしました
調整をする際に付属の足に開いている穴を目印に何個分、回したかを数えながらすると遣りやすいです
設置場所についても付属の足と同等に音質への変化を表します
セッティング中に75M-14EVの足を調整するにも中々満足する結果が出せず
設置場所の床にあるタイルカーペットを外してみました
フローリングの床に75M-14EVを設置するとカーペットの上より音がまとまり良い結果が出ました
このことから、75M-14EV付属の足や設置場所による音質の変化が大きく
振動のコントロールが必要であると感じました
75M-14EVの前に使用していた電源ボックスがPS-22TRBで偶然にもカーペットとの相性が合い
量感や響きが巧く出る方向になりました
その為、75M-14EVと設置場所の関係が音質に影響あると気が付くのに時間が掛かりました
現時点では設置場所については模索中でマッチングの良いオーディオボード
もしくはMDF材を探してみようと思っています
「音質について」
まだ、セッティング中で断定的な事は言えませんが判る事を書いてみたいと思います
空間表現と定位再現が非常に優れている、
普及価格帯のDMT-220BやPS-22TRBも完成された再現だと感じていたが、それを上回るものであった
定位は細部の位置まで判る為、スピーカー間で音の存在場所が良く判る、
空間表現は奥行きのあるソースでは遠くまで見通せる様な臨場感を味わえる
S/Nは非常に高く、音のレスポンスは俊敏であるのに対して静寂のメリハリが有る為に
音のテンポがゆっくりに感じられる様な感覚になった
これは音楽の情報が細部に亘るまで自然に伝わる為に無理なく聴けるからだろうか
音の質感や音域はセッティング中で判らない部分があるが興味深いものでどれ位、良い音が出せるか模索中である
75M-14EVは懐の深い製品で可能性を感じる電源ボックスです、
残念な事に現時点では使いこなす段階まで行っておらず試行錯誤をしています
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No.75M14-7 神奈川県 N . K 様 2007年12月20日
オーディオルームの引っ越しに伴い大幅なシステム変更をしているさなか、
電源部の強化は必然でしたし様々なメーカーのコンセントボックスや自作も検討していましたが
実機の比較ができる訳でもなくいつまでも決められないでいました。
chikuma製品はコンセントプレートの 75WCP-301を使用しておりまして、その品質や信頼感から、
迷わず75M-14EVモニターに応募させていただきました。
自宅とは離れている新しい部屋には今はまだ週に2日ほどしか行けない状態ですし、
部屋のアコースティックや機器も試行錯誤の状況で,
まだ通電35時間とエージングがすすんでいませんが、試聴通算15時間を超えたところでレポートさせていただきます。
まず、素晴らしい質感と余裕のあるレイアウトと良い音がするだろう美しさに惚れ惚れしました。
オーディオには根拠のないことですが、美しいものは良い音がするはずと思えてきます。
特に独立コンセントが素晴らしく、プラグを差し込んだときの中のバネの質感も
他では感じることができない上質のものでした。
私は、分析的な聴き方ができるほどの耳も表現力がありませんので、
一曲一曲現行のコンセントボックスとの比較試聴をいたしました。
比較のコンセントボックスは普通のナショナルのホスピタルグレードコンセントにCV3.5を直結したものです。
75M-14EVには別途用意した電源コードを使用する予定ですが、
電源コードで差が付きすぎるので、ここではLINN製品の付属純正コードを使用しました。
エージングは朝から夜まで無人の部屋でCDをリピートさせて行いました。
通電12時間で待ちきれず最初の試聴を行いました。
今より聴感的に図太く元気な音が聞こえてくると予測したのですが、全く違いました。
まずいきなりもの凄く静かになり、ゆったりとしたテンポに感じたことです。
しばし戸惑いましたが、これは数限りなく販売店のハイエンドシステムの試聴会に出かけたときに、
物量投入した機器の比較時に感じることのできる変化です。
それはアンプのグレードやドライブ力が遥かに上回る場合や、
CDPなどで優秀なDACやクロックを合わせた時に感じることができたものに近い感覚でした。
既存のコンセントボックス&ケーブルはオーディオ専用製品ではないけれども、
普通に良いと信じてきましたが現行品との差があまりにも大きいことに、嬉しくまたショックを感じました。
ポップス、ジャズ、ボーカル、弦楽コンチェルトあらゆるジャンルでその度に付け替え試聴しましたが結果は皆同じです。
聴く視点がことごとく違いました。本当にびっくりしました。
そして28時間を超えてからの試聴では、連続して6時間程聴き続けましたが、どんどん変化していくことがわかります。
とうとう音の上下で3ウェイのSPが一体化して繋がりが滑らかになりました。
低域の情報量の密度や厚みが増して、
もともと少しハイ気味に伸びていた中高域との繋がりが良くなったんだと思います。
何よりも音像がぴたっと決まり始め音楽性が整ってきました。
また今までSPユニットから出る音の質の変化を聞き分けるように聞いていたことから
楽曲のソースを聞き込むことに意識が変わったことにも気がつきました。
その後75M-14EVに接続するために用意しておいた電源ケーブルに差し替えましたが、
それはもうさらにスケール感が出てきて嬉しい限りでした
私のSPは一般的に鳴らしにくいとされていまして、
実際パワーアンプが以前の小型SP用のもので鳴らしきっていないだろうと推測はしていましたが、
75M-14EVを通すことで アンプをグレードアップしたような効果がでたことと
逆にアンマッチだったってことの証明にもなりました。
また、 壁コンセントについては材質のもつ質の違いに好き嫌いをすぐに感じて何度か変更をしてきましたが、
75M-14EVを通したことによる音質の変化については、
気になるような固有の色を何も感じずに試聴しつづけられました。
これは本当に有り難かったです。
家の水道管を太くして業務用の浄水器を付けたような安心感があります。
これからがセッティングの本番になります。
機器の性能やセッティングの結果を如実に出してくれそうで毎日が楽しみになりました。
コンセント口個数が最終的には足りないので、足りない分をどうするかが悩みの種になりそうです。
いずれにせよ75M-14EVの4個口は無駄無く使用しないともったいないと思ってます。
大事にしていきたい自慢の機器になりました。