シャーシ構造

チクマのシャーシ構造は、ネジから外装パーツまで職人の手で一つ一つ高い精度で製作されたパーツを、高い精度・剛性の中で組立をしています。それによりパーツ一つ一つ、シャーシ全体の歪みを低減しています。さらに、シャーシをを組立た状況でオリジナル特殊電磁界処理を施すことによって、それぞれのシャーシ全体(それぞれのパーツの状態)のトータルバランスを整えいます。
ボトムベース
コンセントを取り付ける方法は、底板に固定した支柱に取り付けるという独自の発想を貫いています。メカニカルアースの考え方です。
トップカバー
トップカバーにおいても、DMT-220BやPS-22TRBなどのシャーシとは一線を画した、型番とチクマのロゴを彫刻し、少しでも音質性能の向上を図りました。
底板と組立について

底板はアルミ合金A6063の8mm厚を使用。表面長手方向のコーナーは1.5Cの面取り加工をして、振動歪みの低減化をはかりました。また、底板の内側面の表面粗さを微細で均一にする為に、壁コンセント用アクセサリー類で成果をあげたダイアモンド刃物による高速切削の表面仕上げを採用して、平面加工して振動モードのシンプル化をはかり、素材の固有な響きを低減しました。
また、組み立て用ネジは市販中最も強度が高い六角穴付きボルトほ使用しています。前機種であるDMT-220BのM3の使用から、底板の厚みが6mmから8mmに変更になったのに合わせて組立ネジもM4へと変更しさらなる剛性・性能の向上につなげました。
コンセント取り付け支柱
コンセントを固定する支柱はアルミ合金A5052の10mm丸材を惜しみなく加工時間ついやしてパイプ状に加工しました。支柱自体の共振振動を防ぎ、コンセント振動のメカニカルアースに対しても有効に働いています。隠れたこだわりの技術です。
コンセント取り付けネジ

コンセント取り付けネジも アルミ合金A7075材削りだしの中空ネジを採用し、取り付けネジの固有音を無くしている。
インレット固定用ネジ

インレット固定用ネジはアルミ合金A7075材削りだしの中空ネジを採用して、インレットの振動コントロールを完璧にしています。
コンセント仕様

コンセントの導体部メッキはNi(ニッケル)一層メッキ(腐食防止の処理)のキャラクターの少ない物です。コンセントにはオリジナル電磁界処理をして、低歪み化を実現しています。このダブルコンセントにPossible-4Ⅱの技術を惜しみなく取り入れて振動対策を徹底しています。
線材材・配線構造について
配線構造はチクマ独自のねじり構造の配線材を採用しています。このねじり構造の配線材はシンプルな1.6mmの銅の単線を使用した独自のねじり構造で、振動対策・ノイズ対策に効果を発揮しています。